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2023/07/24
iPhone・iPadのリンゴループが発生する原因と直す方法
多くのiPhone・iPad利用者を悩ませているリンゴループ。この記事を閲覧中の方の中にも、症状に困っている方がいるのではないでしょうか。
本記事では、リンゴループに関して、発生する原因・すぐにできる対処法・最終手段としての修理方法について解説します。
「今後リンゴループが発生する前に知識を仕入れておきたい」「今現在リンゴループが発生しており困っている」といった方は、ぜひ最後までご覧ください。
※記事監修者『路 洋』:大阪梅田のスマホ修理専門店スマプロの代表及び技術者。スマホ・ダブレット・電子機器の修理歴15年以上の経歴を持ち、一般的な修理だけでなく基板修理にも対応可能。「専門的な知識を、初めての方にも分かりやすく解説いたします。」
iPhone・iPadのリンゴループとは
iPhoneやiPadの電源をオンにした際、画面にリンゴマーク(Apple社のロゴ)が表示され、通常であればすぐロック画面やホーム画面に移行します。しかしこのリンゴマークが繰り返し表示・点滅し、次の挙動に移ることができなくなる場合があります。これが「リンゴループ」です。
iPhoneやiPadの中でも比較的発生しやすい不良で、「起動障害」の一種に該当します。
iPhone・iPadでリンゴループが発生する主な原因
iPhone・iPadでリンゴループが発生する主な原因は以下です。
・基板の故障
・iPhone本体の破損
・iOSアップデートの失敗
・ストレージ容量の不足
それぞれ詳細に解説していきます。
基板の故障
基板とは、iPhone・iPadなどほとんど全ての電子機器に搭載されている、「脳」の役割をする部品のことです。CPU処理、データ記憶、各部品への配電、モバイルデータ通信監理など、電子機器を動かすために必要な処理の多くを基板が担います。
落下などの強い衝撃や水没が原因で基板が故障し、リンゴループ発生に繋がることが多いです。
iPhone本体の破損
基板だけでなく、iPhone・iPad本体の破損でもリンゴループは発生します。
カメラや画面の破損によることもありますが、多くの場合は、指紋認証を搭載しているホームボタンの故障、Face IDを搭載しているセンサー部分の故障、バッテリーの故障が原因となります。
これらは経年劣化とともに故障する可能性が高いので、iPhone・iPadの使用年数が長いほど、リンゴループ発生の確率が高くなるのは避けられません。
iOSアップデートの失敗
iOSとは、iPhone・iPadなどApple製品のソフトウェアのことで、定期的にApple社からアップデートが配信され、失敗するとリンゴループ発生に繋がる場合があります。
iOSアップデートの失敗は、アップデート中にインターネット接続が切れた、アップデートに必要なストレージ容量の不足、などが原因です。夜間に自動で更新を行う設定もあり、「朝起きたらリンゴループになっていた」と困った経験がある方も多いのではないでしょうか。
ストレージ容量の不足
iPhone・iPadのストレージ容量に空きが少ない状態で使用し続けていると、アプリが起動できない、動作が重くなるという症状が発生した人は多いでしょう。
これらであればまだ不幸中の幸い。最悪の場合、リンゴループが発生して使用できなくなる可能性があります。リンゴループ中はアプリ・画像などを削除できないため、発生する前にストレージ容量の管理を行うようにしましょう。
自分でできるリンゴループが発生した場合の対処法
リンゴループが発生すると焦ってしまいますが、自分でできる緊急の対処法もあるので安心してください。
例えば、以下の方法は取り急ぎの対応として有効です。
・強制再起動を行う
・完全放電する
・iTunesに接続して同期する
・iTunesに接続してiOSをアップデートする
・iTunesに接続してiPhoneを復元する
それぞれの方法を解説していきます。
強制再起動を行う
iPhone・iPadの一時的なエラーが原因でリンゴループが発生している場合、強制再起動を行うことで改善できる可能性があります。※リンゴループ中は、通常の再起動はできません。
強制再起動はシリーズごとに方法が異なるので、ここではiPhoneの方法を取り上げます。
▼iPhone 8以降のナンバリング・iPhone SE 第2世代
(1)音量を上げるボタン(左サイド)を押す
(2)音量を下げるボタン(左サイド)を押す
(3)スリープボタン(右サイド)を長押し
(4)画面が消え、リンゴマークが表示されたらボタンを離す
▼iPhone 7シリーズ
(1)音量を下げるボタン(左サイド)と電源ボタン(右サイド)を同時に長押し
(2)画面が消え、リンゴマークが表示されたらボタンを離す
▼iPhone 6sシリーズ以前のナンバリング・iPhone SE 第1世代
(1)ホームボタンとスリープボタンを同時に長押し
(2)画面が消え、リンゴマークが表示されたらボタンを離す
強制再起動でも直らない際は、通信環境やSIMカードが原因の場合もあるので、SIMカードを抜いてもう一度強制再起動を試してみるのも有効です。
完全放電する
完全放電とは、充電を0%まで完全に使い切り充電が切れた状態のことを指します。
リンゴループ中の完全放電は、そのまま放置して充電を0%まで使い切るだけです。最後に充電切れを示す「赤いバッテリー」が表示されたら、充電をしてください。
iPhone・iPadの電源がオンになり、ロック画面またはホーム画面が出れば成功です。
iTunesに接続して同期する
iTunesがインストールされたパソコンにiPhoneを繋ぎ、iTunesで同期をすることで改善される場合があります。
長い間、同期をしていない場合は時間がかかりますが、簡単な手順かつ比較的短い時間で試せる方法なので、リンゴループが発生したら優先度高く実行するとよいでしょう。
iTunesに接続してiOSをアップデートする
iTunesがインストールされたパソコンにiPhoneを繋ぎ、iTunesからiOSをアップデートすると改善される場合があります。
リンゴループの発生原因がiOSアップデート失敗の可能性が高い場合に優先度高く実行しましょう。
iTunesに接続してiPhoneを復元する
iTunesがインストールされたパソコンにiPhoneを繋ぎ、「復元」を実行すると改善される場合があります。
ただし復元を行うと、写真、動画、アプリなど全てのデータが消えてしまうので注意しましょう。事前にバックアップを取っておくことで、復元→バックアップで復元前の状態に戻すことができます。復元前には必ずバックアップを取ることを忘れないよう注意してください。
それでも直らない場合は修理を検討しよう
ここまで紹介した方法でリンゴループが改善されない場合は、基板に問題がある可能性が高いです。基板の故障は自分で行うのは大変困難なので、iPhone・iPad修理専門店に依頼しましょう。
なお、基板修理は高度な技術が必要で、修理専門店でも対応可能な店舗は限られます。また、対応可能でも他店舗に外注することが多く、修理完了まで数日を要することも。
基板不良の診断・修理は、自店舗で対応可能、即日修理が可能、という2つの視点で選ぶことをおすすめします。
大阪梅田でリンゴループ修理ならスマプロ
リンゴループはiPhone・iPadでも比較的発生しやすい不良です。突然発生しても慌てず、まずは自分でできる対処法を行い、そのうえで改善されない場合は、基板修理に対応可能な修理店に依頼しましょう。
また、大阪梅田周辺で基板修理をご検討中なら、大阪駅直結のスマホ修理専門店「スマプロ」にお任せください。当店には基板修理の技術者がいるため、ワンストップで修理の対応可能です。またiPhone・iPadの基板修理なら即日で完了します。(※当店の基盤修理についての詳細はこちら)
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